製材品ができるまで


木造住宅には欠かすことのできない主要な構造材や
内部造作材、床や壁板など至るところに木材が使われていますが
製材所を見たことのある方は少ないのではないでしょうか。
ここでは丸太からどうやって製材品になるのか大まかなの仕事の流れをご紹介します。



①原木の購入

まず原材料となる丸太の買い付けです。
一口に丸太といっても、用途によって色々な樹種や種類があります。
原木市場にて大きさや丸太の善し悪しを見極め、必要なものを買い付けていきます。
長年の経験や、丸太の外側だけを見て中身を予想する確かな目が必要になります。

市場での入札の様子


②工場へ搬入

丸太が工場へ到着しました。土場に荷降ろしし、長さや大きさを
仕分けして決められた場所に移します。

原木到着

丸太


③注文が入りました

当社は注文生産が多く、多種多様な要望にあった製品を製材するために
その都度丸太を一本一本選別していきます。
柱なのか桁なのか、さらには鴨居から野縁、瓦桟まで・・・
家一件分には様々な種類のものが必要になります。

木取り

例えば左の写真は160x310の芯持ちの構造材、右は315x315の大黒柱を
取るということになります。品物に応じて大きさや程度が異なり、また仕上がりの
寸法を考慮して大きめに製材します。


目的の品物を取るために最も適した丸太を選別していく大切な作業です。
長年の経験を元に社長自らがこの作業を行っています。

(※上記は既製品にはない別注材での工程です。一般的な既製品は
 常時乾燥させて在庫しています)


④皮剥

選んだ丸太の皮を剥ぎます、背板に皮がついていると後々処分に困りますし
木と皮の間に石などが挟まっていると帯鋸を傷めてしまいますので
綺麗に皮を剥ぎます。

皮剥の様子


⑤台車に投入、製材


台車へ投入

自動送材車、通称「台車」に丸太を投入します。全ての製品はここから始まります。
台車はレールの上を電車の様に移動し、ここに丸太を上下からカスガイでがっちり
固定して、左に見える帯鋸盤に通して挽いていきます。


製材の様子

いよいよ製材の始まりです。
木の特徴やクセを読みながら帯鋸に何度も通していきます
丸太は1つとして同じものがありません。この道一筋の職人が「木取り」をしていきます。
何も考えずに鋸を入れてしまうと全く製品が取れずに終わってしまうこともあります。
1本の原木から出来るだけ無駄なく製品を取るために、又は柱や梁などの製品が
最高の性能を持つように。そんなことを考えながら木取りをしていくのです。
特に化粧材をとるときは、鋸の厚さ1枚分通しただけで節が出てくることもあります。
こうした難しい作業ができるのは貴重な人材がいるおかげです。


⑥製材後


平角

住宅用の平角が出来上がりました。
M邸に使われる梁や桁材です。
長さや梁せいなど様々ですが、1棟分の注文ですので完全オーダーメイドになります。

オートテーブル

太鼓挽きにした外側の端材はオートテーブルにて
小割にし、貫板や垂木などそのほかの製品に有効活用します。